WORKS【2007年4月28日~7月28日公演】東映 東京ドームシティ スカイシアター『獣拳戦隊ゲキレンジャーショー~ゲキワザ!獣拳合体!ゲキトージャ出激気(しゅつげき)!!~』脚本

シナリオ・センター大阪校在籍中に受けたコンペで幸運にも採用され、初めて仕事としての脚本を書かせていただいた作品です。

もともと特撮ヒーロー物が書きたくて脚本の勉強を始めた僕にとって、大変光栄なデビュー作となりました。

公演場所は、今は無きヒーローショーの聖地「スカイシアター」!!!(ちなみに今はGロッソ)


あまり知られていませんが、スカイシアターやGロッソのスタッフやキャストは、本家、東映さんが作るショーということで、映像本編で活躍されている方が多く参加されています。

打ち合わせはまず東京・銀座の本社で行われました。

初仕事ということもあり、打ち合わせ中は緊張しっ放しでした。

公演開始前日に見学させてもらったゲネプロでは、JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)のアクターさんたちが、僕の書いた脚本を演じ、僕の書いたセリフをしゃべっているのを目の当たりにし、感動しすぎて大泣きしてしまいました。


このショーで興味深かったのは登場キャラクターのバエ。

身長が30センチ程度の設定のため、映像本編ではパペットやCGで動いていましたが、ショーでは全身黒タイツのスーツアクターさんが頭にバエを乗っけて、手は2本の棒で人形劇のように操演しながら演じられました。

実はそのバエ役のアクターさんというのが、なんとジェットマンのグレイ役やデカレンジャーのドギー・クルーガー役で有名な、スーツアクター界の大御所・日下秀昭さんだったのです!!!

仕事現場であまりミーハーなことはやってはいけないのは重々承知していたんですが、この時だけはご本人にお願いして握手をしていただきました。


以後この仕事がご縁で大阪在住時は、京都太秦映画村のショーに声をいただくようになりました。

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