海外ドラマ「LUCIFER/ルシファー」全6シーズン鑑賞

もともとこのドラマはDCコミックスの亜流作品ということで、なんとなく観始めました。

正直、シーズン2、3辺りはダラけた展開が続き、一旦打ち切りになってしまったのもうなずけます。

でも捨てる神あれば拾う神あり。

NETFLIXに拾われてからの展開は、視聴者を飽きさせない構成と展開で、また面白くなってきました。

シーズン5の配信が前半後半に分割された時は、後半の配信がすごく待ち遠しかったものです。


そして、新たに始まったシーズン6。

実はシーズン6がファイナルシーズンとは知らずに観始めました。

初めはいつものようにルシファーの妙な勘違いでストーリーが転がっていくのを、いつものように楽しんで観ていました。

未来から娘がやって来る展開って、ザ・フラッシュと同じじゃん!とか思いながらも、基本がコメディなので、タイムパラドックスなどの小難しいSF考証を気にすることなく気楽に観ていました。

ところが9、10話(最終話)で怒涛の展開が起こり、グイグイと引き込まれ、ついにはクライマックスで大号泣!

そしてラストはルシファーらしい大団円を迎え、シリーズの幕を下ろしました。


最後にこのドラマが伝えたかったテーマは「自分から変わろうとする人は変わることができる」ということ。

それは堕天使となり地獄の王となったルシファーが、最終的には地獄に落ちた罪人のカウンセラーになるというオチ、いやその姿が全てを体現しています。

まさに捨てる神あれば拾う神あり。

打ち切りの危機を乗り越えた作品自体も、このテーマを体現しているとも言えます。


「人は変わることができる」or「人は簡単には変わらない」というテーマは、たびたび考える題材です。

私は「人は変わることができる」と信じていますが、世の中には「変わらない人」や「変われない人」もたくさんいます。

そんな中でこのドラマが出した答えは、シンプルだけれど「変わる努力をする人は変われる」というものでした。

このドラマは改めてそれに気づかせてくれる作品でした。

尾崎悟史のページ