海外ドラマ「ウォーキング・デッド」全11シーズン

「ウォーキング・デッド」の全11シーズンをようやく観終えました。

自粛期間中からシーズン10の途中位までイッキ見して、それ以降は配信に合わせて観て行き、合い間に「フィアー・ザ」や「ワールド・ビヨンド」を挟みつつという観方で、長い間楽しみました。

シリーズが続くに連れ登場キャラも多くなり、キャラを掘り下げるとその分ストーリーが停滞するという、ちょっと悪循環な時期もあった気がしますが、ラストはそれぞれのキャラに一応の決着がつき、物語は大団円を迎えました。


終末前はきっとろくでもない男だったダリルが、最後には(ジュディスへの父性を通して)人間性を得るという着地点、終わり方はベタではあるけれど、すごく良かったと思います。

そしてダリルは旅立ちスピンオフ「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」へつながる余韻を残し、本編は終わりました。

ぶっちゃけこの作品はどこでどう終わってもいいし、逆にやろうと思えばいくらでも話を続けられる設定です。


本筋の物語はシーズン10・11辺りでユージーンの成長譚にかなり焦点が絞られていたのが、良かったと思います。

他のキャラはシリーズが進む中で、けっこう無敵のヒーロー感が強まっていたので。

ユージーンのダメ人間っぷりは、ある意味そこが魅力で、そこが視聴者からの共感が得られるポイントになっていたと思います。

ロジータが最後の最後に亡くなる展開は衝撃でしたがその分、一年後にユージーンとマックスの間に生まれた赤ちゃんの名前がロージーだったことに、大きな希望を感じることができました。


それと、実はラストに近づくに連れ気になりだしたキャラがいました。片手が義手のアーロンです。

それまでは脇役としてあまり注視していなかったのですが、いつの間にかアレキサンドリアのリーダーになっているし、いつの間にかゲイブリエルとの名コンビぶりがおもしろくなっているしで、いつしか気になる魅力的なメインキャラになっていました。

あとから人物設定をチェックしなおし、彼の娘グレイシーは実は養女で、本当の親は救世主のメンバーだったことを思い出しました。

それを踏まえて、水没した地下室からグレイシーを救出するエピソードを再度見ました。

最終話辺りでは、彼と同じく腕を失ったリディアを励ますシーンが印象的でした。


あと、マギーとニーガンの2人の関係はこの本編では決着をつけられず(なんとなくの決着は着くんですが)、スピンオフ「デッド・シティ」に持ち越される展開になりました。

この2人の関係はすごく気になるので、いずれU-NEXTで観ようと思います。

カールとミショーンの本当に本当のラストエピソード「ザ・ワンズ・フー・リブ」も気になります。

でもその前にアマプラで「フィアー・ザ」の最終6話を観ないと。。


本筋の物語は終わりましたが、スピンオフでこの世界観をまだまだ楽しみたいと思います。

尾崎悟史のページ